工場レイアウト変更後、RTLSの地図とエリア設定は更新しましたか
2026-10-06
工程の配置を変えた翌日、資材は新しい待機場所にあるのに、画面では以前のエリアに表示される。こうしたときはタグの故障だけを疑う前に、位置追跡の地図が現在の現場を表しているか確認します。改善活動で配置を変えたなら、測定の基準も見直す必要があります。
I. 図面の更新と測位条件の変更を分ける
背景図面を差し替えても、測位の設定まで自動的に変わるとは限りません。縮尺、回転、基準点のずれは、座標を誤った通路に見せる原因になります。金属製ラックや設備の移設は、電波の受信条件にも影響します。
ORBRO RTLS Managerでは、地図の準備、位置基準の設定、機器状態や設定変更の履歴を確認できます。変更後の合否は実際の運搬作業で確かめます。
II. 変更した境界を実作業で検証する
移設した設備、新しい通路、分割したエリアを変更前後の図面で整理します。受信機を移した場合は設置記録も更新します。検証には、担当者が通常通る経路と停止する場所を含めます。
既知の地点と画面の位置を照合し、境界を両方向から通過します。資材を積んだ状態と交代時の通行量でも確認します。エリアが分かれば足りるのか、細かい座標が必要なのかを先に決めると、合否基準が明確になります。
III. 改善前後の集計条件をそろえる
一つの待機エリアを二つに分けると、台数や滞留時間の意味も変わります。適用日と旧・新エリアの対応表を残し、同程度の処理量や稼働時間で比較します。エリア定義が変わった期間は区別して扱います。
図面の版、承認者、適用時刻、検証結果を変更記録にまとめます。タグを別の資産へ移した場合は、資産番号との対応も修正します。
IV. 画面を見て資材を探せるか確かめる
まず代表的な一工程で運用し、表示を見た担当者が対象を探せるか確認します。境界の誤判定、古い位置情報、受信の空白を記録して調整した後、対象を広げます。
レイアウト変更管理にRTLSの地図保守を含めることで、位置データを継続的な改善に使えます。変更後の図面と対象資産を整理し、ORBROへご相談ください。